目次。
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【宣伝】ギターも歌も下手だけど、弾き語りをやっているので、よければ聴いてください。
はじめに。
前回、『都市封鎖(ロックダウン)されるのなら家に籠ってプログラミング言語の勉強をすればいいじゃないっていう話。 』というタイトルで文章を書いたので、今回は、それに関連する話。
そして最近、『せどり・転売で利益が出る商品リスト』の販売を始めたので、興味のある方はぜひ。
タイトル通り、高校・浪人の頃、ある程度の収入を得ようと、色々な副業に手を出したことがあった。そして、業務の自動化をしようと、自分なりに試行錯誤して、いくつかのプログラムを開発した。結局、お金にはならなかったが、プログラム開発自体はものすごく楽しかったし、その経験のおかげで、結構、プログラミングの能力が鍛えられたと思う。
副業(お金稼ぎ)が上手くいかなかった主な原因は、「結果が出るまで、粘り強く継続しなかったこと」だと思う。僕は、飽き性なので、途中で止めてしまうことが多かった。今から、紹介するのは、失敗談ばかりであるが、僕みたいに途中で止めず、粘り強く続けていれば、ひょっとすると結果が出るかもしれない。
副業(お金稼ぎ)をしようとしたきっかけ。
遊ぶお金が欲しい。
これは、高校生あるあるだと思う。一応、僕は高校の頃、硬式テニス部に所属していた。大学以降の知り合いにこの話をすると、びっくりされるが。
部活が終わると、みんな商店街の方へ行って、晩飯を食べたり、遊んだりしていた。僕は、そんな彼らを横目に家に直帰。店で晩飯を食べたり、遊んだりするお金は、僕にはなかった。
多額の借金と将来の不安。
借金というのは、日本学生支援機構(JASSO)から借りる奨学金のこと。家庭の経済状況的に大学に進んでも、実家から授業料・生活費の支援は、一切受けられないことは、あらかじめ高校生の頃から分かっていた。そのため、JASSOから借金して、大学進学しようと考えていた。また、その頃から博士課程に進学したいと思っていた。
国立大学の授業料は、年間で約54万円。それに加えて、月10万円で生活していくと考えると、年間で約180万円のお金が必要。そして、博士課程まで行くと、学部4年、修士2年、博士3年で、約1,600万円必要になる。
大学を出た時点で、借金が約1,600万円。
高校生の頃の僕は、この現状を早い段階でどうにかしなければと思っていた。
念のために言っておくと…
僕も後から知ったのだが、頑張れば借金の額をかなり減らすことができる。授業料免除、返済不要な民間奨学金、JASSO奨学金の返済免除(大学院に限る)、卓越大学院プログラム、学振DC1・DC2など。
幸いにも、僕の借金は、まだ1,000万円には到達していない。そして今のところ、経済的にものすごく余裕がある。
家庭環境。
僕が育った家庭は、暴力と暴言で満ちていて、心が休まる場所ではなかった。そして、小さい頃から、ストレス、漠然とした不安、それを解決できない無力さを感じることが多かった。
しかし、そういった状況に晒され続けているうちに、「もっと力をつけたい」と思うようになった。自分を守ることができる力っていうのは、知力、精神力、体力…など色々あるが、その中でも「経済力」を意識的に鍛えようとした。
お金ですべてのストレス、不安を解消することは、もちろんできないが、お金で解消できるできるストレス、不安は、たくさんあるからである。
(例えば、お金があれば、ストレス、不安を感じる環境(家庭、職場など)に無理に居続ける必要はなくなる)
プログラミング技術を使わない副業。
ポスティング。
ひたすら広告のチラシをポストに入れる仕事。母親が自営業をやっていて、その宣伝のチラシを小学校の頃から、ずっとポストに入れ続けていた。
1枚1円で、100枚ポストに入れるのに大体、30分くらいかかるので、時給200円。時給は低いが、賃上げすると生活が苦しくなることは分かっていたし、お金がないところから取っても意味がないと思ったので、時給200円でひたすらチラシを配った。少なくとも累計で1万枚以上は配った。
(時給200円のポスティングでお金を貯めて、16,800円の任天堂 DS Liteを買った)
アンケートサイト。
複数のアンケートサイト・モニターサイトに登録して、ひたすらWebアンケートに答えていた。アンケートに答えると報酬が入る仕組み。もうあんまり覚えていないが、月に~2,000円くらいしか稼げなかったような気がする。答えたら数円から数十円貰えるアンケートをチマチマやっていた。ここで稼いだお金は、主に友達と遊ぶために使っていた。
日雇いの派遣バイト。
4回だけやった。大学受験に失敗した後、浪人生活が始まる直前の3月。引っ越しの手伝い、宗教団体が主催しているイベント会場の椅子並べ、何かのイベントの準備、店の品出し。
初めてやったバイトが大手引っ越し業者の引っ越しの手伝いで朝から晩まで働いたが、ものすごくしんどかったのを覚えている。加えて、バイトに指示を出す社員さんが怖い。ここで稼いだお金は、後述のせどり(転売・物販)の仕入れ費用に使った。
プログラミング技術を使った副業。
以下の記事もよければどうぞ。使った言語は、Java。
Twitterでアフィリエイト。
Twitterは、説明不要だと思う。アフィリエイトは、ブログやSNSでAmazonや楽天の商品を宣伝して、それによって商品が売れたら、ちょっとだけお金が入ってくるというもの。
今はTwitterでアフィリエイトはやりにくいが、昔は流行った。ひたすら無作為にユーザーを自動フォローし、自動で宣伝ツイートを垂れ流しまくるという手法。
僕は、今から8年前、高校2年の時にTwitterを始めたのだが、当初の目的はお金儲け。「Twitterでフォロワーを増やしまくって宣伝ツイートするのは、タダで渋谷のど真ん中で宣伝する様なもの」という謳い文句に乗せられて始めた。(ユーザーを自動フォローしまくって、フォロワーが数万人になれば、タダでそれくらいの効果を得られる)
Twitterのアカウントを50個くらい作って、自動フォロー・自動ツイートサービスを使って、フォロワーを増やし、ひたすら宣伝ツイートをしていた。最初は、徐々にフォロワーが増えていっていい感じになっていたが、途中でTwitter社に立て続けにアカウントを凍結されてしまった。
- 大量フォローや、ひねりを加えず、同じツイートを自動投稿していたら凍結される。
- ネット上にあるTwitterの自動フォロー、ツイートサービスは、無料版だとできることがかなり限られる。
この2点を受けて、自動フォロー、ひねりを加えたツイートをするプログラムを書こうと思い立った。そして、このプログラムが自分で初めて開発したプログラムである。
開発したプログラムの名前は、xcharbot。メンションを送ってきたユーザーのツイートを200件、取得して、ユーザーがx番目によく使っている文字を返すというプログラム(xはランダムで決まる)。Twitterでよく見かけるツイート単語解析の文字版である。そして、自動ツイートをする傍ら、フォロワーのフォロワーをランダムにフォローして、フォロワー数を稼ぎ、メンションに対応するツイートの間に時々、アフィリエイト広告を差し込んでいた。当時、持っていたアカウント約50個のうち20個くらいをxcharbotにした。体感的に一日に200人以上フォローしたら凍結される。アカウント1つだったら一日に200人しかフォローできないが、アカウントが20個あれば、実質的に一日に4,000人フォローすることができる。また、アカウント凍結対策のためにメンションを受けたアカウントとメンションに対応してツイートするアカウントを別にして、一つのアカウントがたくさんツイートしすぎないようにしていた。
結果、凍結されることなくトータルでフォロワーを数万人獲得できたが、宣伝する広告自体にひねりがないので、アフィリエイト収益はほとんどなかった。たまに、アカウントを大量に持っていて、「あなたのツイートをリツイートして、商品・サービスを宣伝しますよ」っていうビジネスを見かける。多分、それをやると上手くいくと思う。もう今は、やらんけど。
電脳(オンライン)せどり(転売・物販)。
ネットショップやオークションで安く商品を仕入れて、別のネットショップで高く売るのが電脳せどり。僕は、主に楽天booksで新品のCDやDVDを仕入れて、Amazonで売っていた。中古品を扱っている人は多いが、僕は単純に面倒くさかったので、新品を取り扱った。けれどもたまに楽天オークション(今はない)で中古品も仕入れた。
基本的に色々なジャンルを扱っていた。アニメや洋画、邦画、音楽系、アダルトビデオなどなど。ちなみに一番利益が出たジャンルは、アダルトビデオ。
詳しくは、以下を読んで頂きたいが、電脳せどりで一番、時間がかかって、面倒くさくて、けれども大事な作業は、商品サーチ。あまりにも面倒くさかったので、商品サーチを自動で行うプログラムを開発した。おかげで、高校に行っている間、寝ている間に数万点の商品の中から利益が出る商品を自動で探すことができた。
商品サーチの次に面倒くさいのは、商品の梱包・発送。これは、残念なことに自動化できない。そのため、方針転換し、開発したプログラムで得られる利益が出る商品リストを自分のために使うのではなく、ブログで無料公開して、アフィリエイト収益を得ようとした(最近、同じことをこのブログでもしたが、実は昔もやっていた)。
そんな感じでやっていたが、浪人時代、受験が近くなってきて、活動は低迷。大学に受かって、香川から大阪に引っ越してくるタイミングで、せどりも開発したプログラムを使ったアフィリエイトも止めてしまった。
結果、微妙なマイナス。けれども、在庫はあって、すべて仕入れ値の半額で売ったとすると、トータルでは黒字になる(結局、売らなかった)。元本が数万円しかないので、月数万~数十万円の利益を出すのは厳しかった。
ブログとGoogle AdSenseと時々、アフィリエイト。
Twitterに加えて、ブログでもアフィリエイトをやっていたが、収益のほとんどはGoogle AdSenseだった。Google AdSenseは、聞いたことがない人がいるかもしれないが、見たことがないっていう人はほとんどいないと思う。Webページを見ると、広告バナーがページの端っこの方に貼ってあることがあるが、その多くがGoogle AdSenseの広告。このブログにも貼ってある。また、YouTubeを見るときに流れる広告もGoogle AdSense。YouTuberは、面白い動画をYouTubeに投稿して、Google AdSenseから広告収入を得ている。
ブログを始めて、Google AdSenseの審査に通って、広告を貼って、ブログのアクセス数を上げるためのプログラムを開発したいと思い立った。当時、使っていたブログのサービスは、他の人のブログを訪問すると訪問履歴が残る仕様になっていた。それを利用して、数万個のブログを一日で自動訪問するプログラムを開発した。
念のために言っておくが、はてなブログでブログを始めてから、この手のプログラムは、開発していない。倫理的にあまりよろしくないし、運営側に見つかれば、大変なことになるので。
結果、3、4か月に1回、短い文章しか書かないブログだったのだが、開発したプログラムのおかげで、月に最高2万pv以上いった(pvはpage viewの略)。更新頻度が年数回で、月2万pvは、自分で言うのもなんだが、相当すごいと思う。アフィリエイトでは稼げなかったが、Google AdSenseではある程度、稼げた。けれども、書いていた文章が興味のない商品紹介ばかりだったので、段々やる気がなくなっていき、それ加えて、開発したプログラムによるアクセス数稼ぎに関して、日に日に罪悪感が大きくなっていったので、途中で止めてしまった。
FX・株式の自動売買プログラム開発の道へ。
FX・株式の自動売買プログラムの開発をしたいと思い立ったのは、高校・浪人時代の頃。せどり(転売・物販)の影響が強かった。せどり(転売・物販)は、CDやDVDを安く買って、高く売る。しかし、どうしても商品の梱包や発送は、自動化することができない。一方で、CDやDVDを取り扱うのではなく、金融商品(通貨、株式)を取り扱えば、梱包や発送をする必要がなく、全て自動化することができる。
最初は、FX(通貨の売買)の自動売買プログラムを開発したいと思っていた。理由は、特にない。浪人時代にFXの勉強をして、その後、口座を2つ開設したが、結局、一回も取引することはなかった。
大学に入り、プログラミングに対する熱は、完全に冷めてしまった。けれども大学4年になり、研究室に配属されてから、徐々にプログラミングに対する熱が復活し、何故かFXではなく、株式の自動売買プログラムを開発したいと思い立ち、開発を始めた。
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