都市封鎖(ロックダウン)されるのなら家に籠ってプログラミング言語の勉強をすればいいじゃないっていう話。

目次。

 

 

はじめに。

世間は、新型コロナウイルスの話ばっか。

 

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ちょくちょく宣伝しているが、猛威を振るっている新型コロナウイルスの論文を使って、「研究者がどうやって未知のウイルスの正体を暴くのか?」について説明した文章を一般の人向けに書いたので興味のある方はどうぞ。

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最近、PCR検査によって、「PCR」という言葉が一般の人にも知られるようになったが、上の文章ではPCRを応用した「ブリッジPCR」についてもちょっと説明している。

ちなみにPCR(Polymerase Chain Reaction)は生化学系の研究で、ものすごく一般的に使われていて、DNAを増やすためになくてはならない技術(発明者はノーベル賞を取っていたと思う)。

僕も、数えきれないほど、PCRという技術を使っている(特にPCR検査で使われているであろうRT-qPCR)。

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この文章を書いている前日、東京の1日の新規感染者数が100人を超えたらしい。僕は、平日は毎日、池袋、新宿、渋谷と東京の中でも特に人が多い場所を通るので、他人事ではないなと思う。

 

そんな中、囁かれる「近々、東京も都市封鎖(ロックダウン)されるんじゃないのか」という噂。このままのペースで感染者数が指数関数的に増えれば、本当に現実になるんじゃないかって思う。

 

都市封鎖(ロックダウン)になったら、明らかに家で過ごす時間が増える。都市封鎖(ロックダウン)にならなくとも、現状、休日の外出を自粛したり、仕事終わりの飲み会等を自粛したり、テーマパーク、イベント関連の自粛によって仕事がなくなったりして、人々の家で過ごす時間は増えている。

 

ここでは、「家で過ごす時間が増えるので、その時間をどのように使えばいいのかな」に対して、僕なりに思ったことを書こうと思う。

 

もし東京が都市封鎖(ロックダウン)されたら、僕は、最近サボっている株式の自動売買プログラムの開発を進めて、1日~2日に1回ぐらいのペースで進捗状況をブログにまとめたいと思っている。

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Netflix、Amazonプライム、YouTubeへの没入は、現実逃避?

新型コロナウイルスによって、日本経済、世界経済が大打撃を受けている。特に飲食系、観光系、イベント系、サービス系は、本当にヤバい状態になっているような気がする。

 

このヤバい状況に都市封鎖(ロックダウン)が加われば、日本経済に甚大なる被害が生じるだろう。正しいかどうか、僕にはよく分からないが、都市封鎖(ロックダウン)が行われれば、数十兆円の損失が出るらしい。

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新型コロナウイルスによって、外に出られず、場合によっては仕事ができず、有り余る時間とともに家に引きこもる日々。

 

そんな時間を朝から晩まで、Netflix、Amazonプライム、YouTubeを観て、溶かすのはちょっと危険じゃないのかなって個人的に思う。もちろん娯楽として楽しむのはいいと思うが、例えば、「本来、仕事をする時間帯だけれども、新型コロナウイルスのせいで出来なくなったので、その代わりに映画や動画を延々と観て、時間を潰しました」となってくると、それは娯楽というよりも現実逃避のような気がする。

 

 

Netflix、Amazonプライム、YouTubeを観まくっても会社の倒産リスクは下がらない。

新型コロナウイルスによる外出自粛によって、会社や個人でやっている店がたくさん潰れると思う。さらに都市封鎖(ロックダウン)になれば、もっともっとたくさんの会社が潰れるだろう。

 

飲食系、観光系、イベント系、サービス系がヤバいってなっているが、その分野に関わっている会社も取引先の会社・店が潰れれば、共倒れする可能性だってある。

 

言うまでもないが、そんな時に朝から晩まで、Netflix、Amazonプライム、YouTubeを観まくったとしても、会社の倒産リスクは下がらない。ただ一瞬、厳しい現実から逃れられるだけであって、その現実はなくならない。

 

 

Netflix、Amazonプライム、YouTubeを観まくっても会社をクビになる可能性は下がらない。

仮に勤めている会社が倒産しなかったとしても、ほとんどの会社は大きな傷を負い、かなり弱ってしまうだろう。また、今回の新型コロナウイルスによって、リモートワークが進んだように、今後、もっと事業の効率化が図られる可能性もある。そして、効率化によって、「不要な人間」が生じてしまうかもしれない。

 

経営悪化、事業の効率化によって行われるかもしれない「リストラ」。これも同様に言うまでもないが、Netflix、Amazonプライム、YouTubeを観まくったとしても、会社をクビになる可能性は下がらない。

 

 

さっきも言った通り、僕はNetflix、Amazonプライム、YouTubeを否定するつもりはない。娯楽のために観るのはいいと思うし、僕はYouTubeをものすごくよく観る。

 

けれども、新型コロナウイルスで自分の会社が傾いている最中、朝から晩までNetflix、Amazonプライム、YouTubeを観まくったとしても、将来の生活は保障されない。

 

 

確かに、他人が創ったコンテンツを消費し続けている間、あなたは厳しい現実から逃避することができる。

 

しかし、その間、あなたのお金と時間は、画面越しに吸い取られ続ける。

 

そして、厳しい現実は、消えてなくならない。

 

 

 

 

金と時間を吸われる側(消費者)から金と時間を吸う側(生産者)へ。

話は単純。会社が潰れるかもしれない、リストラされるかもしれないという現実から逃避するために他人のコンテンツを消費して、画面越しにお金と時間を吸い取られるのではなく、逆にコンテンツを創る側にまわればいいのである。

 

しゃべり・歌・楽器が上手ければ、YouTubeに動画を出せばいいし、文章が上手ければ、ブログをすればいいし、何かモノを作れるのであれば、作って売ればいいし…。

 

何の能力も技術もない人は、どうすればいいの?

 

そんな人にお勧めするのがプログラミング。

 

 

 

 

消費者から生産者になるためにプログラミング言語の勉強をすればいいじゃない。

僕は、プログラミング専門のスクールに通ったこともないし、大学ではプログラミングと全く違うこと(生物工学)を勉強していたし、IT系の会社での業務経験は一切ない。

 

プログラミング技術は、主に高校生の頃に独学で習得した。プロのプログラマの人と比べると圧倒的に知識も技術もない。

 

しかし、自分が書きたいと思ったプログラムは、それなりに書くことができる。

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ここからは、そんな僕が何の能力も技術もない人にプログラミング言語の勉強を勧める理由をいくつか紹介する。

 

 

プログラミング言語の勉強が難しいというのは、幻想。

頑張れば、都市封鎖(ロックダウン)している間に習得できるのでは?

プログラミング言語は、英語といった自然言語と同様に文法がある。プログラミング言語の勉強では、この文法を学ぶことになるのだが、英語の文法なんかと比べて、覚えることが圧倒的に少ない。本当に少ない。そして、この世界には、たくさんのプログラミング言語が存在するが、ある言語で一度覚えた文法は、多くの場合、他の言語でも使い回せる(言語間でちょっとだけしか違わない)。

 

また英語といった自然言語と同様にプログラミング言語でも単語(予約語)を覚えないといけないが、その数はせいぜい数十種類。また、一般的なプログラミング言語の単語は、英単語をベースにしているので、プログラムのコードを見れば、何をやっているかなんとなく想像できる。

 

 

小難しい数式・理論は、要らない場合が多い。

プログラムを本当の意味で一から書くという事態には、ほとんど遭遇しない。プログラミングの生産性を上げるために世界中の人たちが、一般的に使われるプログラムに必要な部品を作って、ネットで無料公開している。言語によって呼ばれ方は違うがモジュールとかパッケージとかクラスライブラリといった名前で呼ばれる。

 

ほとんどのプログラマは、あるプログラムを作るとき、一からコードを書くのではなく、世界中の人が公開しているプログラムの部品の中で必要なものを選んで、組み合わせて、プログラムを作り上げていく。「プログラミングする」を「プログラムを組む」と言う場合があるが、まさに世界中から集めた部品を組み合わせてプログラムを作るのである。

 

例えば、あなたが「ディープラーニング」を使って何かしたいときに、確率的勾配降下法とか逆誤差伝搬法を知っている必要はない。知っていなければいけないのは、ネットに落ちている「ディープラーニング」のプログラムの部品(有名なのは、GoogleのTensorFlowとか)にどういうデータを入力したら、どういうデータが出力されるのかということだけである。それだけ知ってさえすれば、小難しい数式・理論を知らずとも「ディープラーニング」が使える。

(ディープラーニングとかに関しては、理論とかちゃんと知っていた方がいいような気もするが…)

 

もっと分かりやすい例えをすると、あなたはテレビを使うのにテレビの動作原理を知っている必要はない。ただ、リモコンの電源ボタンを押せば(入力)、画面がつく(出力)ことを知ってさえいれば、テレビが使えるのである。

 

 

パソコンとネット環境があれば、始められる。

僕がプログラミングを始めたのは、高校1年生の頃。当時、お金がなくて、プログラミングの本を買うことができなかった。そのため、高松市の図書館でプログラミング関連・コンピュータ関連の本をたくさん借りて、勉強した。

 

さっきも言った通り、僕はプロのプログラマと比較して、圧倒的に知識も技術も劣っているが、自分が書きたいと思ったプログラムを自分の力で書くことができている。そして、その知識と技術は、図書館の本とネットの情報で身につけた。

 

パソコンとネット環境があれば、追加費用無しで、プログラミングを始めることができるのである。

 

 

 

 

仕事の効率化。

「自分でプログラムを書けば、今まで人力でやっていた仕事を自動で行えるようになって、楽になりますよ」って言われても、ピンとこないので具体例を。

 

以前の記事でも書いたが、僕は、高校生の頃にネットでCDやDVDを転売していた。ネット上で商品を仕入れて、ネット上でその商品を売るにあたって、ものすごく面倒くさくて、大切な作業がオンラインショップ間の商品の価格差を見つけて、利益が出る商品を仕入れること。これがあまりにもめんどくさいので、「利益が出る商品を探す」という工程を全て自動化するプログラムを高校3年(補習科時代(浪人していた頃)かもしれない)に開発した。

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開発したプログラムは、僕が寝ている間に数千・数万・数十万種類の商品を調べて、利益が出そうな商品だけ自動でリストにまとめてくれる。僕がやることは、そのリストを参考に商品を仕入れるだけである。

 

このプログラム、モノを売る商売をやっている人ならば、ありがたみが分かるかもしれない。例えば、実店舗を構えて、何かモノを売っている場合、ライバルとなるのはやはりオンラインショップ。「店舗で売られている商品とAmazonで売られている商品の価格を比べてみて、余りにもネットの価格とかけ離れている場合は、ネットに合わせて販売価格を修正する」といったようなことは、結構、行われているのではないだろうか。

 

店舗に商品が1000種類あって、1000種類の商品のネット価格と店舗価格を比較して、かけ離れていたら、修正という仕事は、人にやらせたら何時間もかかる仕事。もし、あなたがプログラミングの技術があって、僕が書いたようなプログラムを書くことができたならば、この仕事をほぼ自動化することができる。

 

ここでは、何かモノを売る例を取り上げたが、それ以外にもマーケティングのためにライバル企業の情報を集める場合とか、SNSで若者の流行を知るために情報を集めるといった仕事をやっている人は、プログラミング技術があれば、それらを自動化することができる。

 

昔、中小企業の製造業の人と飲む機会があって、その時に聞いた話であるが、工場では、ベルトコンベアで流れてくる部品が正しい位置に置かれているか、延々と監視する仕事があるらしい。…そういった仕事でも、カメラを一個買ってきて、プログラムを書けば、自動化することができる。

 

また、Excelなどを使って、ひたすら同じことを繰り返す事務作業も自動化できる可能性がある。

 

 

パソコンを月1000円(電気代)以下の給料で24時間、365日、働かせても労働基準法に引っ掛からない。

厳密には、パソコンをつけっぱなしにするとメモリのフラグメンテーションとか起こって、動きが鈍くなるので、時々、再起動は必要だが。

 

さっき例に挙げたネットショップ間の価格を比較するプログラム。1000種類の商品を比較するのに諸事情で数時間かかるが、ちょっといじれば数分から数十分以内に終わる。そして、かかる費用は数分から数十分動くために必要な電気の代金のみである。この仕事を人を雇ってやらせてみたらどうか。複数のオンラインショップの販売価格をネットで調べて、それをExcelに記録する…頑張って1分間に2商品が限界だろう。1000商品調べるのに8時間以上かかるし、時給1000円で雇っているのであれば、8000円の費用がかかる。

 

商品数が数万・数十万になったとすれば、この仕事にかかる時間は何十時間、何日にも膨れ上がる。

雇った人に「月1000円以下で、24時間、休まず数万点の商品の価格を調べろ!」なんて言うと、余裕でブラック企業大賞を受賞できるレベルでヤバいし、現実的に到底無理であるが、パソコンであれば、こんな劣悪な条件であっても、文句を言わずに働いてくれるし、ブラック企業だなんて言われることもない(そもそも1万点の商品比較ぐらいなら数時間で終わる)。

 

 

 

 

繰り返しになりますが…

新型コロナウイルスで自分の会社が傾いている最中、朝から晩までNetflix、Amazonプライム、YouTubeを観まくったとしても、将来の生活は保障されません。

 

他人が創ったコンテンツを消費し続けている間、あなたは厳しい現実から逃避することができますが、その間、あなたのお金と時間は、画面越しに吸い取られ続けます。

 

そして、厳しい現実は、消えてなくなることはありません。

 

都市封鎖(ロックダウン)で家に籠っていて、時間を持て余しているのであれば、金と時間を吸われる側(消費者)から金と時間を吸う側(生産者)にまわることを考えてみてはいかがでしょうか。

 

そして、何の能力も技術もない人が、一番手っ取り早く生産者側にまわれるのがプログラミングだと思います。

 

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