夏祭り / JITTERIN'JINN・Whiteberryをアコギで弾き語りした話。

目次。

 

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夏祭り / JITTERIN'JINN・Whiteberry。

ギターも歌も下手だけど、よければ聴いてください。

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僕は香川県高松市育ちなので、夏祭りと言えば、「さぬき高松まつり」のことを頭に思い浮かべる。

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夏祭りは、「夏の曲」の代表格。太鼓の達人でも有名らしいが、僕はゲーム全般、あまりやらないので、そこら辺はよく分からない。

 

夏祭りは、JITTERIN'JINNの曲だが、Whiteberryがカバーしたものが大ヒットしたので、この曲は、Whiteberryのものだと思っている人が結構いるらしい。前に書いた文章『TikTok、鬼滅の刃で流行った『天ノ弱』という名の曲の話。』のような現象が夏祭りでも起こっている。

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僕は、Whiteberryがカバーしたものを聴くことが多い。そして、オリジナルよりもカバーの方がロックっぽいので好き。

 

夏祭りの弾き語り動画を観ると着物を着ている人が多い。「夏祭り」にちなんでコスプレをしているのだと思う。僕は、一年中、着物しか着ない。夏祭りの弾き語りのためにわざわざ着物を着ているわけではない。

 

 

使用機材。

サイレントギター:YAMAHA(ヤマハ)SLG200S TBL。

この文章のタイトルは、アコギとなっているが、正確に言うと、僕が弾いているのはサイレントギター。その名の通り、生音(アンプなしの音)が小さいエレクトリックアコースティックギター(エレアコ)。生音は、エレキの生音よりも少し大きいくらいだと思う。

 

僕は寮に住んでいるので、普通のアコギだと音がうるさすぎて、周りの迷惑になる。そのため、生音が小さいサイレントギターを買った。

 

サイレントギターには、生音が小さい以外にも利点がある。

 

まずは、そのボディの薄さと軽さ。アコギは、アンプなしで音を響かせなければならないので、ボディは大きな箱状の構造を取っている。そのため、アコギは分厚くてデカい。一方で、サイレントギターは、音を響かせないという特徴があるので(つまり静かなので)、大きな箱状のボディは不要。そのため、このギターはエレキ並みに薄くて小さい。そして、このサイレントギターのボディは空洞部分が多いので、エレキよりも軽い。

 

サイレントギターは、ボディが薄くて軽いので、長時間、練習しても疲れにくい。また、「ながら練習」もしやすい。例えば、デカいアコギや重いエレキを抱えながら、YouTubeやテレビを観ながら練習すると、ギターのデカさや重さが気になってしまい、YouTubeやテレビの内容があまり頭に入ってこない。一方で、サイレントギターは、ボディが薄くて軽いので、運指練習をしながら、YouTubeやテレビを楽しく観ることができる。

 

あと、サイレントギターのボディの一部は取り外しができるので、小さなギターケースにコンパクトに収納することができる。持ち運びが他のギターに比べて楽。

 

 

ピック:Jim Dunlop Jim Root Nylon Pick 447PJR138。

Jim Rootは、SlipknotとStone Sourのギタリスト。Slipknotは、以下の文章でも紹介した通り、僕が一番好きなヘヴィメタル系のバンド。特に高校生の頃、Slipknotをよく聴いていた。そのため、何かSlipknot関連のグッズが欲しいと思い、このピックを買った。

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好きなバンド関連のピックでギターを練習すると、やる気が上がる。

 

 

カポタスト:Kyser Quick-Change Acoustic Guitar Capo KG6R。

アコギの弾き語り動画で、このカポを使っている人をむちゃくちゃよく見る。かなり人気なカポなのだろうと思うが、ギターに挟むためには少し力がいる。

 

 

その他。

マイク、アンプ、ビデオカメラは、音楽スタジオ(レンタルスタジオ)のものを借りた。

 

借りたビデオカメラは、SONYのHDR-MV1。ミュージックビデオレコーダーという演奏を録画するのに適しているビデオカメラらしい。

 

 

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この曲を選んだ理由。

ギターは、今年の6月中旬に始めた。6月中旬は、梅雨が明けて、夏が始まる1か月前くらいの時期。ギターを始めた当初、「夏の曲」を練習して、「夏」に「夏の曲」を弾き語ろうと思っていた。

 

そのとき、僕は何も知らなかったので、2か月くらい練習し、8月中旬になれば、弾き語りができるだろうと思っていた。…そんなに甘くはないのですが。

 

練習を始めて、しばらく経ったころ、ギターの弾き語りがどれくらいの期間でできるようになるかネットで調べてみると、おおよそ半年かかると書いてあった。

 

『「夏」に「夏の曲」を弾き語ろう』という計画は崩れ去ってしまった。来年の夏まで、この曲を練習し続けるのも飽きるだろうし、かといって今まで練習してきたこの曲を来年の夏まで封印して、別の曲の練習を始めるのももったいない。

 

そのため、「冬」に「夏の曲」を弾き語ることにした。いや、そもそも「夏祭り」は「夏の曲」じゃないかもしれない。

サビは、

君がいた夏は 遠い夢の中

空に消えてった 打ち上げ花火

だし、その他の歌詞も過去形で書かれているので、「夏祭り」は夏の思い出を回想している曲だと思う。冬に歌っても、たぶん大丈夫。

 

いっぱいある「夏の曲」の中で「夏祭り」を選んだ理由は、ネット上に「ストロークパターン」が記載されている「コード譜」があったから。

 

コード譜は、歌詞とコードが載っている譜面のこと。コードは、和音(複数の音が同時に鳴っている状態)のこと。例えば、「ド」と「ミ」と「ソ」が同時に鳴っていれば、それは「Cメジャー」というコードになる。ギターだと「Fメジャー」が初心者泣かせのコードとして有名だと思う。

 

ギターがコード(伴奏)を担当して、人間の声がメロディーを担当するのが弾き語り。

 

ギターは、左手で指板を押さえて、右手で弦を弾く(ストロークする)。手を使って直で弾く場合もあれば、右手で握ったピックを使って弾く場合もある。その際、弦をどのようにして弾くのか指示しているのが「ストロークパターン」。

 

コード譜に従って左手を動かし、ストロークパターンに従って右手を動かす。

 

しかし、この「ストロークパターン」は譜面に書かれていないことが多い。「演奏者が自身の感性で、その曲に合うストロークパターンで勝手に弾いてください」というわけである。

 

「ご自身の感性に従って自由に弾いてください」と初心者に言われても困る…ということで、コード譜にストロークパターンも記載されている「夏の曲」を探すことにした。

 

こうして見つけたのが「夏祭り」。

 

 

難しかった点。

イントロの「空に消えてった 打ち上げ花火」の後に16ビートストロークをする部分が一番難しかった。

 

空に消えてった 打ち上げ花火」の後に16ビートストロークをする部分は、1番と2番のサビの後にもあるが、これらはイントロの後に比べると簡単。サビは、8ビートストロークで弾いているので、ストロークの速度を2倍にすればいい。しかし、イントロはゆっくりストロークしている。ゆっくりストロークしている途中で一気に速くストロークしなければならない。

 

前者は、準備体操を十分した後の50 m走で、後者は、寝起き直後に50 m走をするようなもの。準備体操をすれば、ちゃんと走れるが、寝起きだと、足がつっかえたりして上手く走れない。それと一緒で、ゆっくりしたストロークの後にいきなり16ビートストロークをすると、ピックが弦につっかえてしまって、なかなか上手く弾けなかった。

 

3か月くらいで、上手・下手は別として、ほとんどの部分の弾き語りはできるようになったが、イントロ後の16ビートの部分は、それなりに弾けるようになるまで、そこからさらに1か月くらいかかった。

 

YouTube上のいくつかの動画上で、16ビートストロークの部分は、パワーコードで弾けば簡単だし、カッコよく弾けるという解説があったが、「謎の意地」でパワーコードでは弾かなかった。

 

ただ僕も、16ビートのところはパワーコードで弾いた方がいいと思う。普通のコード弾きだと、4本か6本の弦を同時に鳴らすので、速いストロークをすると、音が重なりすぎてモサモサした感じがする。パワーコードだと、弦は2本しか同時に鳴らさないので、音がぼやけず、尖がった感じになって、速いフレーズだとカッコよくなる。

 

 

 

 

反省点。

細かい点は多々あるが、一々それを挙げていてはキリがないので、目立った点をいくつか挙げる。

 

イントロのアルペジオが微妙。

アルペジオは、和音(コード)を一音一音、バラバラに弾く弾き方のこと。「ド」と「ミ」と「ソ」を同時に弾けば、Cメジャーコードで、バラバラに弾けばアルペジオになる。

 

アルペジオは、ルート音(一番低い音)を最初に弾く以外、特にルールはない。他の人の夏祭りの弾き語り動画を観てみると、みんな好きなようにイントロを弾いていた。

 

僕も色々と試してみて、全部の弦を同時に弾いた後に1弦と2弦を弾くのがしっくりきたので、その方法で弾くことにした。

 

最初は、1弦と2弦を少し強めに弾いていたが、録音して音を確認してみると、音がつっかえているような感じがしたので、1弦と2弦の音は少し小さめに弾くことにした。

 

普通のストロークでギターを鳴らす場合、きちんと左手で指板を押さえていなくても、全ての弦を同時に弾くので、ある程度、誤魔化しがきくが、アルペジオは、一音一音鳴らすので、そうはいかない。

 

指板を見ずに弾き語りしていたので、押さえる場所がずれていたり、押さえ方が甘かったりして、アルペジオ部分の音がきちんと鳴っていないところがいくつもあった。

 

これは、指板を見なくても正確な場所を押さえられるように慣れるしかないと思う。おそらくタッチタイピング(ブラインドタッチ)と同じような類のもの。昔はキーボードを見ずにタイピングすることはできなかったが、何回も練習しているとキーボードを見なくてもちゃんと文字を打つことができるようになった。これと同じで何回も繰り返せば、この問題は解決すると思う。

 

 

テンポが走り気味(テンポが速くなる)。

特にサビ。

 

弾き語りの動画は何本か撮ったのだが(全部、夏祭りの弾き語り)、他はこれよりもっと酷かった。全体的にテンポが速くなるのはまだましだと思うが、僕の技術的な問題で16ビートストロークのテンポは速くすることができない。

 

サビの8ビードストロークのテンポが速くなっているが、16ビートストロークのテンポは速くなっていないので、8ビートから16ビートに移り変わるときのメリハリが薄れているように感じた。

 

メトロノームを使うか、YouTubeとかで原曲を流しながら練習すれば解決すると思う。

 

 

ギターの練習はしたが、弾き語りの練習をあまりしなかった。

ギターを上手に弾くということに重きを置きすぎて、弾き語りの練習をあまりしなかった。

 

ギターが弾ければ、自動的に弾き語りができるようになると思っていた。そのため、ギターと歌を別々に練習していた。

 

もちろん、ギターが弾ければ、自動的に弾き語りができるわけではない。ギターを弾いているときは、脳みその資源を100%、ギターを弾くことだけに使え、歌を歌っているときは、脳みその資源を100%、歌を歌うことだけに使えるが、ギターと歌を同時に行うとなるとそうはいかない。脳みその資源の50%を使ってギターを弾き、50%を使って歌を歌わないといけない。

 

これは当たり前のことのように思えるが、その時は深く考えずに、ただただギターの練習をしていた。もちろん、弾き語りの練習も一応はしていたが、それはギターの伴奏に合わせて、ブツブツと声を出しているに過ぎなかった。ギターと歌を合わせる練習はしていたが、ギターを弾いている状況下で、例えば、音程がずれないように注意しながら歌うといった練習はあんまりしていなかった。

 

そのため、実際に音楽スタジオ(レンタルスタジオ)で、“きちんと”歌を歌いながらギターを弾こうとしたときに普段、練習しているときには、あまり感じていなかった難しさを感じた。

 

 

「息継ぎ」を軽視していた。

これは、先ほどの『ギターの練習はしたが、弾き語りの練習をあまりしなかった。』と関係する話。

 

ギターを弾いていると息継ぎを忘れてしまうということに最近やっと気が付いた。これは、ギターと歌の練習を別々にするのではなく、弾き語りの練習を最初からやっていれば、すぐに気づけていたはず。

 

息継ぎを忘れてしまうと、息が続かなくなってしまい、上手く歌うことができなくなる。

 

息継ぎを忘れてしまうということに気付いたので、一回、息継ぎのポイントを確認して、弾き語りの練習をするときには、少し大げさに息継ぎするようにした。

 

これで息継ぎを忘れてしまう問題は結構改善された。ただ、今回上げた弾き語り動画の大サビの前のCメロ(?)は、かなり息継ぎのタイミングをミスっていて、最後まで息が続いていない箇所がいくつかある。

 

 

大幅に音程を外している箇所がある。

例えば、Cメロの「神社の中 石段に座り」の「り」は、かなり音程が外れている。

 

僕は、音感が鈍いと思うので、音程を半音外していても、なかなか気づけないが、さすがに、これだけ外していれば、僕だって気づく。音程を外さずに歌い続けるというのは、僕にとって難しい話だが、あからさまに音程を外している箇所を減らすことは僕にでもできるので、次からはそういった箇所をできる限り減らしていきたい。

 

 

さいごに。

色々と反省点はあるものの、この動画をネットに上げることにした。反省点を完全になくし、完璧な状態にするには、何年もかかりそうだったので。

 

Meta(旧Facebook社)のCEOであるMark Zuckerberg(マーク・ザッカーバーグ)さんの

Done is better than perfect. (完璧を目指すよりまず終わらせろ)

と言葉がふと頭によぎった。

 

練習をしまくって完璧な弾き語り動画を上げるよりも、不完全な弾き語り動画を上げ続ける過程の中で徐々に完璧に近づいていけばいいかと。

 

一応、次に弾き語りたい曲は決まっている。JITTERIN'JINN・Whiteberryの「夏祭り」のように日本人に知られている曲ではない。けれども、いい曲なので、是非とも聴いてみてください。

 

この曲は、僕にとって難しい曲であるし、四六時中、ギターばかり弾いているわけにはいかないので、すぐに動画を上げれるわけではない。来年の5月末、半年以内を目標に再び、弾き語り動画を上げれたらいいなと思う。

 

 

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