学振DC2特別研究員(進化生物学)に採用内定したけん学振うどんの話。

目次。

 

 

はじめに。

この文章を読んでいるあなたが研究界隈の人ではなく、一般人であるならば、「学振」という言葉はあまり聞いたことがないと思う。下の文章で、少し説明しているのでよければどうぞ。

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また、「学振うどん」という言葉に関しては、研究界隈の人であっても聞いたことがないと思う。「学振うどん」に関しても、上の文章で、少し説明しているのでよければどうぞ。

 

学振についてきちんと知りたい人は、以下の公式サイトを参照してみてください。

www.jsps.go.jp

 

 

僕の学振戦記。

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タイトルにもある通り、学振DC2に応募し、無事に採用内定を頂いた。

 

去年は、DC1に応募し、面接に呼ばれたが、結局、不採用になってしまった。(面接は千代田区の麹町で行われる。必要な交通費・宿泊費は自腹。僕は東京に住んでいたので助かった)

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応募した分野は、DC1のときも、DC2のときも「進化生物学」。

 

最近、ブログでディープラーニングを使った株式自動売買プログラム開発の話ばっかりしているが、普段の僕は、「生物系の実験屋さん」。雑に言うと、「生命を創ろう!」みたいな研究をやっている。

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この文章を書いている理由は、「学振うどん」を広めることなので、学振に受かるためにどんなことをやったかについては、あまり詳しく書かない。ブログをやっている学振持ちの人がきっと詳細に「学振に受かりやすい申請書の書き方」を紐解いていると思うので、そちらを参考にしていただければ。

 

学振系のブログ記事は、真面目なものばかりなので、僕の文章は、「学振の申請書を書いている途中で疲れて息抜きが欲しい人」向けにゆるく書いた。

 

 

DC1:補欠不採用。

申請書作成。

学振焼肉じゃなくて、年越しうどんじゃなくて、学振うどんな話。』でも書いた通り、僕は修士課程が終わったら海外の大学院に行きたかったので、学振の申請書を作成するのは、あまり乗り気ではなかった。(海外の大学院は落ちてしまった

 

海外大学院の出願には、IELTSという英語のスコアが必要で、そっちの勉強に集中していたので、IELTSの勉強の合間に申請書を書いた。

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審査結果は、、、面接候補。

ちなみに僕が申請した「進化生物学」が属す「生物系科学」の申請者数は359人。採用内定者数は63人、面接候補者数は20人、不採用者数は276人。僕は、面接を受けることになった20人の内の1人。

 

 

学振面接。

過去の文章を読んでみると、学振面接の話をしていなかったので、ここでちょっと詳しく書こうと思う。(あくまでこれは、僕の体験談なので、学振面接を控えている人は、きちんと公式の情報を確認してください)

 

面接会場は、東京都千代田区麹町。ビルに入り、エレベーターで指定の階に行くと、大きな部屋(待合室)で待機するように伝えられる。そこには、プロジェクターが2台あって、作ってきた発表資料がきちんと映るか事前に確認できる。

 

指定された面接開始時刻が遅めだったので、部屋には僕を含め、2人しかいなかった。多分、僕の面接は、20人中19番目だったのだと思う。

 

しばらくすると名前を呼ばれ、会議室のような部屋の前で待つように指示される。しばらく待っていると、会議室から面接を終えた人が出てきて、次は僕の番。ちなみにその人は僕の知り合い。その人も面接があることは知っていたが、まさか僕の一個前だったとは...。

 

部屋に入ると、「コ」の字型に配置されたテーブルに審査員が6人くらい座っていた。正確な数字は覚えていない。

 

自分の名前と申請書に書いた研究課題名を述べて面接開始。自分の研究をパワーポイントで作ったスライドをまじえて4分間で説明し、6分間、審査員の質問に答える。人前で面接練習は一切しなかったが、一応、原稿を作って、覚えて、発表した。

 

発表の最後のスライドで「僕は物理学がやりたいです」っていう感じの話をしたら、審査員から「相対性理論が...」みたいな質問が飛んできて、かなり困った。質問の内容は、覚えていない。「生物系科学」の面接なので、生物系が専門の審査員の中で相対性理論を絡めた質問に真面目に答えてもウケないだろうし、そもそも飛んできた質問が「相対性理論を理解していないということが丸出し」の内容だったので。

 

そんなこんなで面接が終わった。9月末に学振の結果が発表され、12月に面接があり、12月末に面接の結果が発表された。面接の結果、、、なんと補欠。

 

まだまだ合否が分からない。

 

そこからしばらく経ち、年が明けて、3月に最終結果が発表された。

 

最終結果は、不採用...。

生物系科学に申請した358人(取り下げ1人?)の内、69人が学振DC1特別研究員として採用された。倍率5倍以上の狭き門...。

 

面接を受けた20人の内、僕を含め、14人が落ちてしまったということになる。

(内定辞退とかがあれば、落ちた人は14人より少ないかも)

 

 

 

 

DC2:採用内定。

今年は、新型コロナウイルスの影響で面接がないらしい。けれども僕は、第一次採用内定者(面接免除)なので関係ない。

 

今年の申請書のほとんどが去年の申請書のコピペ。今年の申請書は、「(2) 研究目的・内容」の欄の面積が小さくなって、代わりに「(3) 研究の特色・独創的な点」の欄の面積が大きくなっていたので、去年の申請書の(2)を削り、(3)をかさ増しした。

 

DC1の申請書に新たに加えた点は、以下の2点。

 

申請する研究課題と新型コロナウイルスを絡めた。

申請書を書いていたのが2020年5月。新型コロナウイルスが蔓延し、日本全体に緊急事態宣言が出され、大学が閉鎖されていた頃。

 

「(3) 研究の特色・独創的な点」の欄の面積が大きくなって、書く内容が増えたので、何を書こうか悩んでいた時、今、問題となっている事柄と自分の研究を絡めることを思いついた。

 

新型コロナウイルスと僕の研究には、直接的なつながりはないが、ものすごく広い視野で見てみると、間接的に関係がある。

 

新型コロナウイルスにちょっと言及するだけでは、あまりインパクトがないと思ったので、僕の研究が新型コロナウイルスをはじめとするパンデミックの研究にどのような貢献をするのかといった話をできるだけ多く盛り込んだ。特に新型コロナウイルスのRNAゲノム組み換えの話とか。

 

RNAゲノム組み換えの話は、下の文章で一般の人向けに分かりやすく解説しているのでよければどうぞ。

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ついでにPCR検査の仕組みも一般向けに説明したので、こちらもよければどうぞ。

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2020年、世間で一番、話題になったのは、おそらく「新型コロナウイルス」。この話題と自分の研究を絡めることで、審査員の印象に残る申請書になったのでは?

 

 

ブログのQRコードを申請書に張り付けた。

↓こんなやつ。

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ブログには、株式自動売買プログラム開発の過程や読んだ論文のまとめなどを載せているので、学振の申請書にブログを紹介するのは有益なのではないかと思った。

blog.sun-ek2.com

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学振の申請書は、審査員に電子データではなく紙で渡る。ブログのURLを申請書に載せたとしても、審査員がブラウザのアドレスバーにわざわざURLを打ち込むことはないと思ったので、QRコードにした。

 

QRコードに細工をして、学振の申請書からアクセスがあるかどうか調べていた。誰かアクセスしてくれるだろうと思っていたが、結局、申請書からのアクセスはなかった。やっぱ、審査員の方は忙しい...。

 

僕の場合は審査員にブログを読んでもらえなかったが、ブログをやっているのであれば、QRコードを載せるのは、いい手かもしれない。

 

 

申請書に書いた業績一覧。

一般に業績があるほど、学振に通りやすいらしい。

  • 学術論文 2報(第一著者 1報、第二著者 1報。*論文の多さは分野によって、かなり違う。生物の実験系は、情報系とかに比べ、論文がなかなか出ない)。
  • 国際学会でのポスター発表 3回(日本 2回、アメリカ 1回。*日本で開かれている国際学会を狙えば、数が稼げると思う)。
  • 国内学会でのポスター発表 複数回。
  • 阪大工学部卒業生代表、応用生物工学科目首席卒業。

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  • IELTS overall 7.0。

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僕が申請した「進化生物学」が属す「生物系科学」の申請者数は460人。採用内定者数は81人、補欠は20人、不採用者数は359人。今年は面接がないので、追加の予算が確保できたり、誰かが内定辞退したりすれば、補欠から適宜、人が繰り上がるのだと思う。

 

今年も倍率は、5倍以上。採用者数を増やして、せめて2倍ぐらいまで倍率を下げてほしい。。。

 

 

学振特需。

令和3年度採用の学振の結果が発表されたのが、9月25日。

 

その日、ブログのアクセス数を何気なく覗いてみると、普段より明らかにアクセス数が多かった。とりあえずビックリして、最初は原因が分からなかったので、色々と調べてみると、9月25日は、以下の2つの記事が爆発的に読まれていることが分かった。

 

『学振焼肉じゃなくて、年越しうどんじゃなくて、学振うどんな話。』

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『学振DC1補欠不採用だったけど、学振うどんの話。』

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グラフの右端の山になっている部分が9月25日のアクセス数。両方ともグラフの左端にも山があるが、その山は、文章を公開した日のアクセス数。学振の結果が発表された日のアクセス数は、文章を公開した日のアクセス数以上・並みに多い。

 

そして、もう少し調べてみると、9月25日の学振特需アクセスは、検索エンジン(Google、Yahoo、Bing)から主に行われていることが分かった。グラフは、こんな感じ。右端のむっちゃ尖がっているところが9月25日のアクセス数。

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平成の時代は学振焼肉。令和の時代は学振うどん。

学振焼肉じゃなくて、年越しうどんじゃなくて、学振うどんな話。』でも書いたが、大事なことなので、もう一度。

 

「学振」とは、端的に言うと、博士課程の大学院生が給料と研究費(科研費)を貰いながら研究できる制度。

 

当たり前だが、学振を持っている大学院生と持っていない大学院生には差が生まれる。一方は給料と研究費をもらいながら研究活動し、他方は無給で研究活動しなければならない。(そもそも無給は、おかしな話)

 

そんな中、「学振に通った大学院生」が「学振に落ちた大学院生」に焼肉を奢る「学振焼肉」という謎文化が生まれた。

 

しかし、焼肉を奢るのには、お金がかかる。いくら給料を貰えるとはいえ、その額は高くない。

 

そこで僕が提案するのが「学振うどん」。学振焼肉は、1人奢るのに2000円~3000円、必要であるが、東京で学振うどんをするのであれば、1人奢るのに500円~1000円しかかからない。そして、香川で学振うどんをすれば、200円~300円で、1人奢ることができる。

 

学振焼肉では、3000円で1人しか奢れないが、学振うどんなら15人に奢ることができる!

 

香川県民は年越しにうどんではなく、そばを食べる人が多いと思う。それでも香川県は、最近(?)、「年越うどん」を全国に広めようとしている。

 

「年越うどん」とともに「学振うどん」も全国の大学院生界隈に広まればいいなと思う。

 

 

 

 

学振うどん奢ります。

終了しました。

  • 先着1名か2名くらいまで。
  • 新宿まで自腹で来れる方。
  • ずっと行ってみたいなって思っていた「東京麺通団」で、学振うどんを奢ります。

www.mentsu-dan.com

 

学振うどんを奢ってほしい方は、問い合わせフォームか、TwitterのDM、どちらかにメッセージください。

docs.google.com

twitter.com

 

 

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